愛情過多症での問題

愛情過多症の場合に
葛藤や問題が顕在化しやすいのは

相手に向ける(与える)行為や行動が
一方通行になるときです。

〝相手が求めているもの〟
〝相手が必要としているもの〟と

自分が与えたいもの、とが
一致してくれたら良いのですが

自分が与えたいもの、が優先される時
相手からすると

むしろ「ありがた迷惑」になったり。

しかし、
相手が善意・厚意でやってくれている
と思うので
不満や食い違いがあったとしても
何も云えなくなります。

この場合の「善意」とは
相手との本来のコミュニケーションを
妨げるものです。

また場合によっては

〝いらないもの〟と
〝求めているもの〟とが
一緒くたにして与えられたりした時など

困惑や憤り、を生むことで
葛藤を生じる場合があります。

お世話する側の人にとっても

自分がよかれと思ってやってあげたことが
素直に受け入れてもらえたり
感謝されると「報われ感」を得られますが

そうしたものが得られないと
むしろ、憤りや虚しさが湧いてきます。

こうした葛藤や問題は
日常の人間関係の中で
しばしば存在することになります。

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