愚痴のゴミ箱を持つ子


    

愚痴のゴミ箱を持つ子どもたち


子どもの頃から
親御さんの愚痴や不満の聞き役に
なってきた人たちがいます。

あるいは、

子どもの頃から
お母さんの愚痴の聞き役の立場に
置かれて来た人たちがいます。

多くは女の子ですが、
中には男の子の場合もあります。



| 愚痴のゴミ箱とは |


カウンセリングでお話をしている中で、

「これってまるで、ゴミ箱のようなものですよね」
子どもの時から、愚痴の屑カゴを持たされてたって、思うんです
「うっかりグチの屑かごを持ってしまった」

・・・振りながら
そう語る方がいらっしゃいます。

      ● ●

もしかすると
〝健気(けなげ)な頑張り屋さん〟

〝親思いの優しいいい子〟

・・・そうした中に、

このような役割体験を持つ子(人)が
多いかも知れません。

そして、更にはご自分のことを、
「アダルトチルドレンではないかと思っています」
アダルトチルドレンだと云われたことがあります

そう語る方たちもいます。


    

| やさしいからこそ |


義父母と同居し、父は頼りにならず、母は一人で大変だったんだと思います。
わたしはちいさな時から、ずっと母の愚痴の聞き役をしてきたような気がします。

母の愚痴や不満の相手は、いつも私でした。物心ついた時からそうだった気がします。
家の中で、愚痴を云えるような相手は母にとって、私しかいなかったんです。

わたしは、夫婦仲の良くないところにやっと生まれた子どもで、小さな時からお母さんの愚痴や不満の捨て場所にいました。

たとえば、
上のような体験や境遇を
お聞きすることがあります。

     

多くは、親御さん思いのやさしい子で、
グチや不満の聞き役になっていきます。

ひとりっ子故に、
くず籠を持つ役割から
逃げれられずにいた場合もあります。


本心では、苦しくなって
そうした役割から
逃れたい気持ちもあるのです。

でもお母さんのことが心配で、
健気(けなげ)に立場をつとめてゆく。


兄弟姉妹がいる場合も、

他の子どもたちは要領よく、
愚痴の聞き役から逃げていても、

優しいその子は、
「せめて自分だけは・・・」と

親御さんのために
愚痴の聞き役を務めてゆきます。


| 愚痴を出せる場 |


愚痴を出せる場があること・
愚痴を云える相手がいることは

誰にとっても
精神衛生上とても大切なことです。


そしてカウンセリングも、
自由に愚痴を云ってもらえる場
であることが、大事になります。

しかし、子どもの頃から
そうした役目を担わされる。

人や世間のことを
まったく分からない子どもの時から

愚痴や不満のゴミ箱を持つ立場に
置かれてゆく。

これは子どもにとって、
決して幸せなことではありません。

こういうクズ籠にされた体験は、患者になる子には実によくあります。
うまくこれから逃れられた者は病気になっていません。

中井久夫  精神科医

| 夫婦の繋ぎ止め役 |


こうした子どもの中には、
愚痴や不満の聞き役になることで

夫婦関係をつなぎ止める役割を
担ってしまうケースもあります。

つまり結果的に、

不安定な両親の関係や
家族関係の結びつけ役を、
受け持ってしまっているのです。

そして本人も、
直感的にそれを感じているが故に、
その役割から降りられずにいる(いた)

・・・ということだってあります。


| 心の絵を描き直す |


カウンセリングでは

抱えている思いを
自由に話していただきながら、

ご一緒に少しずつ、
こころの整理をしてゆく 。

少しずつ、心の絵を描き直してゆく。


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