刺激とストレス

ストレスのあらわし方・その2


ストレス行動には、
もっと強い刺激を求めることによって

いま・現在の心身の不快な状態から
一時的に逃れようとする形の行為があります。

人の意識や感覚は
それ以上の強い刺激を受けると
前までの不快なスレトスを一時的に忘れる、
という性質があります。

ですので、この形のストレス行動は、

強い刺激によって
不快な状態・ストレス状態を緩和するための
コービング行動と云えます。

しかも
「ストレスのあらわし方」にも書いたように

こうしたストレス行動は、
嗜癖(しへき)行動へと
成り変わってゆく傾向を抱えています。

行動の種類によって、たとえば

セックス依存症・買い物依存症・
盗撮依存症・ジョギング依存症

・・・などと、嗜癖行動が名前を付けて
呼ばれることがあります。

買い物嗜癖では、買ってしまうと
後は箱も開けずに
放置されることになります。

ストレスのあらわし方

| 交感神経亢進による感覚麻痺 |


たとえば、こんな事があります。

足が痛くて歩くのが苦痛な時でも、
何かにとってもビックリすると
痛みを忘れて一瞬駆け出している。

落ち着くと
また足の痛みを感じてくる。

あるいは
スポーツの試合などで、
夢中でプレイしている時というのは、
少しくらいの怪我をしても
痛みを感じずに
まったく気づかないことがあります。

このような経験は、
誰にも覚えがあることでしょう。

交感神経亢進によって
一時的な感覚麻痺が生じているわけです。

この交感神経の働きは、元々は
なにかの非常時に対応した
生体の働きとして備わったものです。

わたしたちは、その働きを
スレトス対処行動として
無意識に用いているわけです。

昔、知り合いの女性から、
職場ですごくイヤなことがあったり、
頭にきて我慢できない事があると

トイレに入って
「自分の腕を思いッ切りつねる」と
聞いたことがあります。

痛みにまぎれて
不快な気分が一時的に消えるそうです。

彼女の対処行動は、
リストカット・アームカットとも
共通するものかも知れません。


| 辛さとは痛みの一種 |


食べ吐き行動と云われるものも、
生理学的には
このようなストレス行動と考えられます。

いっぱい食べて
苦しみながら吐き出すと、疲労感と共に
無心な気持ちに満たされます」。

たとえば、激辛食品の摂取なども
それが程度を超えているケースでは、

慢性化したストレス行動の意味合いが
強いことがあります。

何故なら、「辛さ」とは
神経学的には味覚(味)ではなく
痛みの一種だからです。


ラットにストレスをかける実験では、
ストレスをかけられたラット同士を
ケンカさせるか、
〝噛み棒〟を与えてガリガリさせると、

生理的なストレス度が
一時的に低下するそうです。

眠っている間の「歯ぎしり」は
スレトス行動の一つと考えられています。

「歯を食いしばって頑張る」という言葉も
あるくらいです。

カウンセリングにいらした方からも、
強い歯ぎしりの経験を
お聞きすることがあります。


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