

夫婦・カップルでのカウンセリング
| はじめに |
夫婦(カップル)カウンセリング・・・
ふたりが、冷静に話し合えるための場所。
夫婦カウンセリング
あるいは
カップルカウンセリングとは
お二人で面談にお越しいただき
カウンセラーを交えてお話しをしていきます。
森のこかげでは
大井町での開設(2007)の時から
個人カウンセリングだけでなく
夫婦・カップルのカウンセリングも続けています。
開設時から行なっていますので
ご夫婦・カップルの年齢も
二十代から六十代の方たちまで、幅広くお会いしています。
お二人が同席しての
「同席面談」の形を大切にしています。

ふたりが冷静に話し合える場を持ちたい。
大きな喧嘩を繰り返さない為に、お互いの気持ちをきちんと理解し合えるための場を持ちたい。
ふたりで話し合っても堂々めぐりから抜け出せないので、なにか解決の糸口を見つけたい。
・・・そうお考えだとしたら
いらしてみては、いかがでしょうか。
もちろん、お話の内容・中身は
ご夫婦・カップルによって様々ですので
ご遠慮なくお越しください。
たとえば、このようなご相談もあります。
普段は仲がよいのですが、話し合いになると必ず喧嘩になって、話し合いになりません。
感情的になって離婚という言葉が出てくることもあります。
二人ともなんとかしたいと思っています。
ダンスで競技会に出ていますが、パートナーとの関係がうまくいきません。
普段は理解し合えていると思うのですが、ダンスの練習だけはダメで、色々試したのですが結局は喧嘩になってしまいます。
カウンセリングを受けて、お互いに何か気づきが得られたらと思っています。

| 大事なこと |
夫婦カウンセリングで大切にしていることは
(夫婦カウンセリングに限りませんが)
何が悪い、誰がいけない
夫が悪い、妻が悪い・・・
そうした「犯人探し」ではなく、
冷静に話し合える場の中で
思ってきたこと・感じていることなどを
互いに話しながら
同時に、
相手とカウンセラーとの対話に
話に耳を傾けながら
改めて、お互いが二人の関係を振り返り
考えてゆくこと。
長年続けてきて、そうしたことが
最も大切になるように思います。
あれだけの時間、感情的にならずに、二人がお互いの気持ちを話せたことは今までなかったことで、いろいろ気づきがありました。
ご相談者からの言葉・感想から

| 話し合うことの難しさ |
話し合いなら、さんざんやってきた。
そうおっしゃる方がいるかも知れません。
でも、果たしてどうでしょう。
ふたりで話している時には
そもそも冷静に話し合うことが
ひどく難しくなります。
無難なことなら会話になっても
肝心な事になると感情的になって
喧嘩や口論に変わっていく。
売り言葉に買い言葉で
話が枝葉の方に行ってしまい
結局何を話していたのかさえ、分からなくなって終わる。
そうなると
堂々巡りを繰り返している徒労感と
憤りや不満ばかりが心に残って
「わかってもらえない」
「わかってくれない」という
やり場のない思いが、積み重なっていきます。
中には
「(妻は・夫は)理屈がうまいので、正論や理屈で反論されると、なにも云えなくなってしまう」
「すぐに不機嫌そうな顔つきをして黙るので、そうされるのが怖くて、云いたいことも云えなくなる」
そう訴える方もいらっしゃいます。
実は、みなさん同じ問題を抱えています。
中には、喧嘩がエスカレートしていき、
警察に通報したり・されたり・・・
というケースも拝見しています。
そのためもあってか、時折
二人だけでは絶対に話さない(話せない)事を、ここで話している。
そうおっしゃるご夫婦もいらっしゃいます。
お話しをうかがうと、カップルの中には
共通の友人だったり
親族などに間に入ってもらって
話し合いを持つ場合もあるようです。
しかし、やはり上手くはいかないようです。
間に入った人も、
どう話を聞けばいいのか、どう考えればいいのか。
よく分からないのではないでしょうか。

| 新たな経験として |
夫婦カウンセリングといっても
何も特別なことを行なう訳ではありません。
カウンセラーが中立な立場で同席し
互いの云わんとしているところを
少しずつ交通整理をしながら
話し合っていく。
そうすることで
これまでと違ったものが
見えてきたり、感じられてくるとしたら、とても意味があると思います。
話してみなければ分からないこと、
聞いてみなければ分からないことが
あるものです。
夫婦カウンセンリグをきっかけに
二人でいろいろ話し合う機会を作た。
ここで話したことを踏まえて、帰ってからも二人で話し合ってみた。
そう報告して下さるご夫婦も
いらっしゃいます。

| 個人面談と夫婦面談 |
最初は一人で行ったほうがいいでしょうか。それとも最初から二人がいいでしょうか?
そうした質問を、いただく時があります。
どちらでも望む形で大丈夫です。
最初からお二人でお越しの方たちも
いらっしゃいますし、
最初はお一人で、
あるいは、お一人ずつで
お越しの方たちもいらっしゃいます。
また時には
お二人で面談にいらした後に、改めて一人でお越しの方も、いらっしゃいます。
二人の場では、十分に話せなかったこと、云えなかったことが、あるかも知れません。
ご自分の気持ちを整理するために
改めて、お一人でお越しの方も
いらっしゃいます。
| すでに決心している場合 |
いろいろあった末にご夫婦のどちらかが
「もうこれ以上は無理だから」と
離婚を申し出ているケースがあります。
心の内では
やり直す道やきっかけがあるなら
離婚はせずに
やり直しも考えていきたい
・・・という気持ちが
少しでもあれば別ですが
もしそうでなければ
カウンセリングは人や相手の心を
変えさせる為のものではありません
・・・ということを
予めお伝えしておきたいと思います。
ただし、直接話し合いたいけれど
二人だけでは、もう話が出来なくなっている。
話し合いが堂々めぐりになってしまうので
カウンセリングの場で
改めて話し合ってみたい
・・・ということもあると思います。
別居中ですが、これからどうするか二人で話し合っても過去の記憶から抜け出せずに、堂々巡りを繰り返します。
離婚という決断を下す前に、一度冷静に話し合える場を持ちたいと思っています。
ご相談者の言葉・感想から
カテゴリー【夫婦関係】