
「カウンセリング 森のこかげ」です。
このブログ記事は、
浮気・不倫問題からの
夫婦関係の修復と再構築について
ご相談経験に基づいて、お伝えしています。
夫婦問題のカウンセリングの中でも
比較的多いものの一つに
「ご主人の女性問題からの夫婦再構築」があります。
皆さん大変悩んでいらっしゃいます。
ここでいう「女性問題」とは、
不倫問題だけでなく
風俗のことも含まれています。
この問題について、
カウンセリングの臨床経験で得たものを
お伝えしてみたいと思います。
カウンセリング経験からお伝えできるのは、
この問題からの夫婦やり直しのためには、
「あらかじめ理解しておく必要のある事」が
幾つか存在している、ということです。
それは難しいものではありませんが
とても大切なことです。
それを理解されているかどうかで
再構築の道は違ってくると思います。
浮気・不倫問題 : 夫婦関係の修復が直面すること
ご主人の浮気や女性問題が明らかになって
夫婦で話し合いをおこない、
「やり直していこう」となったけれど・・・
やり直しが上手くできるか自信がない。
半年・一年経っても修復が思うようにならない。
カウンセリングでも
そうしたご相談をいただきます。
ある時、面談にいらしたご夫婦から
次のような質問を受けたことがあります。
経験者の人が書いているブログを、いろいろ読んでみたんですが、殆どの人たちが「修復は諦めた」「無理だった」と書いていて、再構築はやはり無理なんでしょうか?
修復に向けて努力するご夫婦の多くが
残念なことに
挫折と諦めに似た結果に、直面することになっています。

その大きな理由のひとつは、
男性 (夫)が考えている以上に
女性 (奥さん)が受ける精神的ショックが遥かに大きい、ことが挙げられます。
このことは、いくら強調しても、強調し過ぎることはないと思います。
なぜなら結局、このことに直面する中で
さまざまな感情の行き違い・不信の悪循環が、生じてくるからです。
お笑い芸人やバラエティ芸能人の人が
浮気発覚後の夫婦の様子を、カメラの前で面白おかしく話しているのを、真に受けてはいけません。
次のような声を実際にいただきます。
(原文のまま)
(掲載はご了承済みです)
(問題が発覚して)精神的に不安定な状態です。再構築に向けて頑張ろうと決めた翌日には、一生許せないからもう無理だと、突然怒りを夫にぶつけたりしてしまいます。
夫も私も疲れきってしまって、もうボロボロです。
ご相談者の言葉
こうした状態になってご相談いらっしゃるご夫婦は、けっして少なくありません。
どのご夫婦も、皆さんそうなるからです。
フラッシュバックでのご相談もいただきます。
数年前の夫の浮気が、先日あるきっかけがあって、フラッシュバックのような当時の記憶、感情の蘇りなるものに悩まされてます。
動悸や震え、判断能力が鈍ったりと、子供が二人いて、日常生活に支障が出てきています。
同じご相談者からのメールです
先日、夫の浮気によるフラッシュバックでご相談させていただいた○○です。
その後、お陰様でだいぶ落ち着いてきて、今もたまに動悸はありますが、いろいろと自分で先のことを考えられるようになりました。
そこで改めて夫婦関係のことでご相談したいと思います。
早い段階でお越しの方たちもおられます。
(問題が発覚してから)色々話し合った結果、離婚せずにやり直すことになりました。
これからやり直すにあたり、お互いの心のケアや前向きに進む力をもらう機会になるかと思い、こちらにご相談させていただきたいと思います。

夫婦再構築に向けて大切なこと
こうしたご相談を
長く行なってきて分かったことがあります。
それは次のようなことです。
再構築の道をお二人で歩んで行くためには
実は、ご主人に予め理解いただく必要のあることが、幾つか存在している
・・・ということ。
それは、知識として理解すること自体は
少しも難しいものではありません。
しかし、この〝幾つかのこと〟を
あらかじめ理解しているかどうかで
修復と再構築は
おそらく、違う道を辿るように思います。
臨床を続ける中でわかったこと
実を云うと、
この〝幾つかのこと〟は、わたし自身も
こうしたカウンセリングを長く続けてきて
ある時になって
ようやく理解し得たことでした。
それというのも、ひとつには
すべてのカウンセリングに共通することですが、
ご相談者の方は(つまり、わたしたちは)、
自分の気持ちや感情を
自分自身がよく分かって言葉にしたり、
語っていることの意味を
自分でよく分かって
話しているわけではありません。
そのため、
様々な感情を抱える状態の場合には
日常の場でしたら、言葉を重ねるほど
逆にコミュニケーションが錯綜していく、ことが起きてきます。
それをご一緒に少しずつ整理しながら
丁寧に考えてゆくのが、
カウンセリングの場になります。
ですので、わたしもある時になって
ようやく理解し得たことでした。
誰かが云っていること、
何処かに書いてあるようなこと
・・・などではありません。
余談になりますが・・・
夫婦向けのビジネスを立ち上げる、
という女性がいらして
わたしがカウンセリング経験から得られた知識や認識を、売ってくれないか、と提案されたことが、ありました。
同じ言葉に込められた意味の違い
ここまで読んでくださった方に
あらかじめお伝えしておきたいことがあります。
それは、上で申し上げた〝幾つかのこと〟を
この記事の中で記すことは
難しいということです。
それは、わたしにとって臨床を重ねる中で得た、とても重要な認識です。
そして、この問題のカウンセリングでは
とても重要な事柄になります。
そのため、
web上で公開されている記事内で
詳しく語ることは難しい、ということを
ご理解いただきたいと思います。
是非面談にお越しいただけたらと、思います。
ただし、ひとつの例をあげると、
〝言葉〟の意味とイメージの違い
・・・ということがあります。
どういうことかと云うと・・・
お互いに同じ言葉を使っていても
あるいは
同じ言葉を使っているからこそ
スレ違いや不信感が
二人の間に生まれるケースです。
たとえば
話し合って「やり直していこう」となっても
その「やり直し」という言葉の中に
奥さんはどのような思いを託し、
ご主人は
どのような気持ちで使っているのか・・・。
カウンセリングをしてきて分かるのは
実はそこには
まったく異なった意味が存在しています。
同じ言葉を使っていても、
そこに込められた思いは
まったく違っている、ということです。
ということは・・・
修復と再構築の出発の時点で、
実はそうとは分からないままに、
スレ違いと相互不信に至る道が用意されている、ということになります。
こうしたことも、大事なことですので
カウンセリングの中でご一緒に話し合ってゆきます。
そうして話し合ってゆくことで
漠然としていた修復と再構築の道が
お互いに少しずつ、見えてくるようになります。
修復と再構築への旅
上に記したことを繰り返すようですが
修復と再構築の旅を始める際に、
まず最初に、ご主人にあらかじめ理解いただく大切な事が、幾つか存在しています。
〝修復と再構築〟の旅を
ご夫婦で歩んでゆくためには
この〝幾つかのこと〟を
理解されているかどうかが、
とても大切なことになると思っています。
そして、これらの事は、
お会いして、詳しくお話を伺いながら
ご一緒に話し合っていきます。
どうぞお気軽にお問い合わせください。
ご一緒に考えていきましょう。
実際に
「もっと早く相談に来ればよかった」
そうおっしゃる方もいます。
ご夫婦でのご相談、個人でのご相談、
どちらにも対応しています。
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