葛藤に苦しむとき



相反するふたつの気持ちの中で


たとえば、頭や理屈では

こうしよう、こうしなければ・・・
と考えているのに

いざ実際にその場になると、
頭で考えていたようには出来ずに

むしろ
反対のことをしてしまう。

どなたにも経験が、あるかも知れません。



それが自分自身だけの
なんでもないような事柄であれば、

あ〜、またやっちゃった」で
済むかも知れません。

しかしそれが、

人間関係の場面だったり、

あるいは、
夫婦関係だとか
子育てに関することになると、

様々な問題が生じてきます。

さらには、自分自身でも
大きなストレスや悩みを
抱えることに、なってしまいます。

自分ってダメだ」と落ち込んだり。

自信をなくしたり、
後悔したりの繰り返し。

| 〝葛藤〟が存在する |


こうした場合には
頭や理屈で考えているその奥に、

そうすることを妨げている
そうすることを邪魔している
もうひとつ別の

強い気持ちや感情が
隠れていることがあります。

わだかまる気持ちや感情
・・・と云えるかもしれません。



このように
ある事に対して、

同じくらいに強い

二つの相反する気持ちや感情を抱えた
心の状態を指して

葛藤(かっとう)が存在する
と云います。

たとえば、ご存じのように
「愛と憎しみ」という言い回しなどは、

〝葛藤〟というものの心の形を
端的に表現しているものです。



身近な例では、たとえば

期末テストがあって
勉強しなくてはいけない」と
分かっているし、思っているけど

どうしてもやる気になれない、
つまり、やりたくない。

・・・・・・・・・・・・

部下や生徒など対して

こんな時には、こう接するべきだし、
 こんなふうに対応したい


と頭では考えているけど

その場になると
つい(あるいは、どうしても)
XXXのようなやり方をしてしまう

・・・というような。

| もうひとつの気持ち |


心の奥に
別の気持ちや感情があって、

こうしよう」「こうすべき
と考えていることとは裏腹に、

いざとなると、
心の奥から湧き上がってくる。

そのために、
頭で考えるようには
出来なくなってしまう。

もしそうだとすると、

あなた自身の
わだかまり続ける気持ち
いまだ消化されずにいる感情が、

そこに現れ出ている
・・・と云えるかも知れません。



たとえば、子育ての中では
こんなこともあります。

お母さんご自身が

寂しかったり、 甘えたかった気持ちを
じっと我慢して育ってきたようなとき、

子どもがぐずったりした時などに、
もっと抱っこしてあげたい

・・・そう頭で思ったとしても
素直に身体が動かなかったり。

抱っこすることに対して、
とても苦しい気持ちになってしまう

・・・そんなことがあります。

わたしは、どんなに寂しいときでも、
一人で我慢してきたのに、
どうしてあなただけ
かまってあげなくてはならないの!!


・・・という思いや気持ちが
湧き上がって来てしまうのです。

抱っこしてあげたい、
という気持ちがあっても、

ふたつの気持ちが
ケンカを始めてしまう。

それはお母さんが冷たいからでも、
愛情が足りないからでもありません。

そこには、
深いわけや理由があるのです。


| 整理・消化してゆくために |


葛藤の中には、もしかすると

あなたご自身の解決されずにいる思い・
わだかまり続けている感情が

「何かを訴えている」
・・・のかも知れません。

カウンセンリグでは、
それを少しずつ
ご一緒に整理していけたら

・・・そんなふうに思っています。



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