カウンセリングへの先入観

カウンセンリグでは、
小さな変化・ほんの少しの違い
・・・というものを
大切にしていきたい、と思っています。
| むいていない言葉 |
カウンセンリグに対しては、
残念なことですが
いろいろな先入観があるようです。
そうした先入観の一つに、
「カウンセリングというのは、
自分(自分の問題)と
向き合わなくてはならないもの」
・・・という先入観があるようです。
しかし、
わたしだけの印象かも知れませんが
「向き合う」という言葉には、
対象に対して
親和的なニュアンスというよりも、
どちらかというと
ファイティング・ポーズだったり、
何かに挑んでゆく・迫ってゆく時の姿勢を
連想してしまうのです。
むしろカウンセリングには
むいていない言葉かも知れません。

百歩ゆずって考えても、
そもそも
「自分の問題と向き合う」と云っても、
自分の〝なに〟と向き合うのか。
「自分の問題」と云っても
それはどういうものなのか・・・
それを漠然とではなく、
具体的に分かっていなくては、
そもそも、向き合いようがありません。

| より洗練されたやり方で |
面談の中で、時折
このように申し上げることがあります。
「〝大問題〟を
直接いじる必要はありませんよ」と。
それとは関係のないように見える
ささやかな事柄を。
少しずつ整理・消化していく中で、
なんとなく
〝そのひと全体が動いてゆく〟ことが、
人の心や内面には
起きてくるからです。
何故そうなるかは分かりませんが、
長いカウンセンリグの経験が
それを教えてくれています。
そして、それは
カウンセリングとしての
より洗練された方法でもあります。
「少しずつ、自分の感情や考えを整理できて、
これまで別々に見えていたことが、
繋がってくる感じです」
そうした感想をお聞きすることも
しばしばあります。
| ほんの少しだけ変わる |
「変わるとは、実はほんの少しだけ
変わることなんです。
そして、ほんの少し変わるだけで
いろいろなことが変化してゆくのです」
上野千鶴子・社会学者
だからこそ
カウンセンリグでは、
〝ほんの小さな変化〟
〝少しだけの違い〟
・・・というものの意味と価値を、
大切にしていきたいのです。
「大問題」からではなく、
ささやかな事柄から始めてゆく。
全体が
少しずつ・少しずつ、動いてゆく。
小さな変化・
ほんの少しの違い、を大切にしながら。
【カウンセンリグの話】
▷ 「整理する」とは
【カウンセリングの話】
【こころの物語】
【こころの物語】
カテゴリー【カウンセリングの話】

![]() |
【 こころの物語 】 ▷ 記事はこちら |
![]() |
【カウンセリングの話】 ▷ 記事はこちら |
お読みいいただけると幸いです
・・・・・・・・・・・・・・・・
▼
▼

(カウンセリング案内)
▼
▶︎ 森のこかげトップページ
▶︎ カウンセリングの前に
▶︎ ご相談者からの言葉・感想
▶︎ カウンセリングを経験して
