【ご質問にお答えして / 2】

カウンセンリグ案内

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適応障害でアダルトチルドレンだと言われ通院しています。
薬だけでなく、カウンセリングでも
治療や解決が可能でしょうか?

Image for decoration(花と二匹の蝶)

メンタルクリニックでの診断・見立てが
間違っていないとするなら

それはお薬が治せるものとは
少し質の違うものかも知れません。

            Image for decoration(女性のシルエット)

いま通院されている問題で
お薬が出来るのは

A Cと云われるような
なんらかの〝生きづらさ〟を抱えながら
生活していらっしゃる中で

何かのきっかけで
辛くなったり苦しくなったりして生じてくる〝症状〟を、改善することだと思います。

お薬がご自分に合ったものでしたら

それによって症状が改善されることが
あるかも知れません。

たとえば風邪薬にしても
ご存じのように、風邪による症状・・・

セキや鼻水、喉の痛みなどを
抑えたり改善するもので

風邪そのものを
治しているわけではありません。

風邪薬のCMでも
つらい症状には」と云っています。

Image for decoration(花壇の花)

薬が効くこと・効かないこと

ですので、お薬が
アダルトチルドレンと呼ばれるような

〝生きづらさの元〟になっているものを
治しているわけではありません。

何故かというと
「こころ」が元になっているものは
お薬が治せるものとは質が異なるからです。

たとえば、精神科医の加藤忠文氏が
うつ病についての文章の中で、ですが
次のように語っています。

加藤忠文 精神科医
とりあえず抗うつ剤という、画一化した医療が蔓延まんえんしているだけでなく、心の葛藤を、脳の障害であるというようになってしまった。
いまや逆に、なんでもかんでも脳の病気ではないし、薬だけ飲んでいればよいというものではない、と啓発しなければならないところまで来てしまった。

Image for decoration(シロツメクサ)

カウンセリングの目的

ですので当然
カウンセンリグをお考えになると思います。

しかし、カウンセリングを考える時に
大切なことがあります。

どういうことかと云うと

大きな意味での
カウンセリングの目的として

「アダルトチルドレンを良くする」
「アダルトチルドレンを治す」
・・・と考えるのではなく

あなたが前よりも、少しでも
楽に生きられるようになった
楽にいられるようになった

・・・そう感じられるようになること。

それを大切な目的として
ご相談者とカウンセラーとが
共有してゆくことで

時間は少しかかるかも知れませんが
きっと大切なものが
得られれてゆくように思います。

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