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適応障害と診断されて通院中です。
いわゆるAC(アダルトチルドレン)だと言われました。そこで薬だけではなく、カウンセンリグでも治療や解決が可能でしょうか。
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適応障害、そしてアダルトチルドレン
という診断が間違っていないとすると
それはお薬が治せるものとは
少し違うかも知れません。
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いま通院されている問題で
お薬の出来ることは
A Cと云われるような
なんらかの〝生きづらさ〟を抱えながら暮らしていらっしゃる中で、何かのきっかけで、辛くなったり苦しくなったりして生じてくる〝症状〟
(適応障害とは、そういう意味です)
たとえば、ですが
気分がひどく落ち込むとか
情緒的に不安定になる。
あるいは、眠れなくなったり
・・・などの〝症状〟を
改善することだと思います。
もちろん
お薬がご自分に合ったものでしたら
それによって症状が改善されることも
あるかと思います。
たとえば風邪薬にしても
ご存知のように
風邪による症状・・・
セキや鼻水、喉の痛みなどを
抑えたり改善するもので
風邪そのものを
治しているわけではありません。
風邪薬のCMでも
「つらい症状には」と云っています。
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ですので、お薬が
アダルトチルドレンと呼ばれるような
〝生きづらさの元〟になっているものを治しているわけでは、ありません。
そしてお薬が治せる性質のものでも
ないように思います。
何故かというと
「こころ」が元になっているものは
お薬が治せるものとは質が異なるからです。
たとえば、加藤忠文氏が
うつ病に関する文章の中、ですが
次のようなことを語っています。
以前は、精神科医も「うつ病は脳の病気であり、薬で治る」ということを啓発しようと務めてきたが、行き過ぎる結果を招いている。
とりあえず抗うつ剤という画一化した医療が蔓延しているだけでなく、患者の側も、心の葛藤を脳の障害であると訴えるようになってしまった。
いまや逆に、なんでもかんでも脳の病気ではないし、薬だけ飲んでいればよいというものではない、と啓発しなければならないところまで来てしまった。
加藤忠文 精神科医
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大事になること
ですので
カウンセンリグをお考えのことは
当然あると思います。
その時に、大切なことがあると思います。
それはどういう事かと云うと
大きな意味での
カウンセリングの目的・目標として
「アダルトチルドレンを良くする」
「アダルトチルドレンを治す」
・・・と考えるのではなく
あなたが前よりも、少しでも
「楽に生きられるようになった」
「楽にいられるようになった」
・・・そう感じられるようになること。
関連ページ
▷▷〝変わる〟をみつめて
そのことを
カウンセリングを続けてゆくことの
最も大切な目的として
ご相談者とカウンセラーとが
共有してゆくことで
時間は少しかかるかも知れませんが
きっと大切なものが
得られれてゆくように思います。