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カウンセリングを経験された方の体験手記。
仕事をしていても
誰からも責められていないのに
心のどこかで
「自分はダメだ、もっと頑張らなければいけない」と、自分を責めるクセがやめられず
あるとき心がいっぱいになり
仕事に行けなくなりました。
クリニックを受診すると適応障害と診断され
休職するように言われ薬を渡されました。
どうしてそうなってしまったのか
良くなる方法はないかと
カウンセリングを受けられるところを、いろいろ探しました。
初めてのカウンセリングでは
問診票のようなものがなく
自由に話したいことを話して、聴いてくださったことを覚えています。

安心して話を重ねるなかで
自分の無意識におしこめていたトラウマの存在に気が付きました。
それが思考のクセや行動に、深く影響していたことを知ったときは
驚きとともに
解放された嬉しさで、涙が止まりませんでした。
辛いときも、嬉しいときも
気づきを支えてくださった先生に心から感謝しています。
ありがとうございました。

上野さんも、強く記憶に残るご相談者の方でした。
元々は医療関係の専門職に就いていらしたので、カウンセリングについて教科書的なことはご存じだったようです。
お会いして間もなくの頃に、「安心できる場」「安全な場」という概念は知っていたけれど、「それがどういうものかがわかった気がします」と語っていらっしゃいました。
面談の最終回の日に、この体験談を渡してくださいました。