【ストレス症状】について


ストレスからくる色々な症状について

| はじめに |

強いストレスを受けたり
フラストレーション状態が続いて

心身のホメオスタシス内での維持が
  (生体の平常状態)
難しい状態になると

わたしたちの生体は
ホメオスタシスを維持するために
それらを外部へ放出することが
必要となってきます。

つまり、ホメオスタシスをかき乱す
身内に生じた負のエネルギーを
外に排出しようとする働きです。

これらをまとめて
ストレス症状」と呼んでいます。

ちなみに、どのような事柄を
どの様なストレスと感じるかは
誰にも共通する部分と
個人差の大きな部分とが存在します。

       

| ストレス放出の三系統 |

負のストレス・エネルギー放出のために
わたしたちには
三つの系統が与えられています。

従ってストレス症状は
この三つの系統で現れることになります。

その三つとは

精神的なものとして
  ○ 行動に現わすものとして
    ○ 身体に現わすものとして

このことを
頭に置いておく必要があります。

それぞれを
精神症状・行動症状・身体症状
と呼んでいます。

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ストレスとストレス行動


初期から現われる症状の例

・目が疲れやすい。肩がこる。
・背中や腰が痛くなる。

・朝気持ち良く起きられないことがある。
・頭がスッキリしない、頭が重い。

・立ちくらみをしそうになる。
・夢をよく見るようになる。

・手や足が冷たくなることがある。
・食後に胃がもたれることが多い。



慢性時に現われやすい症状の例

・なかなか疲れがとれない。
・何かするとすぐに疲れる。

・お腹が張ったり下痢や便秘がよくある。

・少しのことでイライラしたり
 腹が立ったりする。

・人と会うのが億劫になる。
・仕事をする気が起きない。

・歯茎が腫れる。口の中が荒れる。
・最近体重が減った。

・深夜によく目が覚めたりする。

・好きな物でも余り食べる気がしない。

慢性時に見られる症状では

精神的に重圧を受け
心身の疲労も重なり合って

精神的・身体的に
赤信号が点滅している形です。

それはあたかも、
救急車や消防車が
忙しく走り回っている状態です。

どこかで事故や火災が起きても
もう何も出来そうにありません。


| あせり症候群とは |

あせり症候群とは
次のような状態を云います。

小さな問題や出来事を、大問題のよう思い悩んで、精神的に自分を追い詰めていく。

抱えている問題や悩み事を、一気に(ひと思いに)解決しようとして、突発的な飛躍した行動に走る。

あせり症候群は、日常の中でも
しばしば見られるものです。

しかし自分自身では、
そうした精神状態になっていることを
自覚できていません。

わたしたちは、焦った心境になるほど
視野狭窄を起こし
前の一点しか見えなくなるからです。

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