自律神経失調症のこと

身体の症状と自律神経失調症


| 自律神経失調症になるとき | 


自律神経失調症は
わたしたち誰にとっても、
無縁なものではありません。

自律神経失調症とは・・・

その人にとって何か
過度となる精神的な負担やストレスが、

繰り返されたり、
それが続くような状況に置かれたとき、

それが自律神経系を通して、
いろいろな身体の症状として
現れてくることがあります。

こうした成り立ちが想像されるような、

病気とまでは行かない
身体の症状・不調感を総称して、
「自律神経失調症」と呼んでいます。

たとえば、
「神経性下痢」という症状も、

たまに起きる程度のときには
「自律神経失調症」とされるでしょうし、

長い間、慢性的になっている状態では
「心身症」と呼ばれることになります。


| 交感神経と副交感神経 | 


自律神経は、ご存知のように
「交感神経」と「副交感神経」という
役割の違う二つの神経で出来ています。

自律神経失調症では交感神経が過剰になるか、
副交感神経の働きが減退するかになります。
その結果、動悸、立ちくらみ、ふらつき、
発汗過多、血圧上昇、片頭痛、肩こり、
手足の冷え、疲れやすさ、など多彩な症状が
起きてきます。
自律神経失調症は、あらゆる臓器に起こり得
ので、あらゆる症状があると言っても、差
支えないでしょう。

         渡辺正樹 神経内科医

自律神経というのは、ご存知のように

中枢神経(脳と脳に直接つながる部分)と
身体の様々な臓器や部位とを
連絡させている神経系です。

毛根や血管を含め、
身体の隅々に神経が届いています。

そして自律神経系は、運動の神経系とは違い、

身体の生命活動を担っています。

そのため、身体の生命活動を
正しく維持し続けるために、


その邪魔になる
本人の自覚的な意識からは、
影響を受けない仕組みになっています。

たとえば、
「心臓よ止まれ」と意識して念じても
心臓の動きは止まりません。


役者さんが、泣くシーンの撮影で、
涙を出そうと(意識的に)努力しても
なかなか出なくて苦労した
・・・という話をよく聞きます。

涙腺の活動にも
自律神経が関わっています。

このように、自律神経系は、
本人の自覚的な意識からは
影響を受けないようになっています。

しかし、腕や足、口などが、
本人の自覚的な意思と関係なく動くと、
それは病気とみなされます。

そのような神経症の症状があります。


| 自律神経と感情の関係 | 


ただし、わたしたちの「心」が
自律神経に影響を与えるルートが
ひとつ存在します。

それは「感情」と呼ばれるものです。
感情の強いものを「情動」といいます。

この場合の感情・情動というのは、

つらさや苦しさ・しんどさ。
悲しみや怒り。

つよい無力感や不安感。
果てのなような疲労感。
絶え間ないイライラや苛立ち。

こうしたものを指しています。

そして感情や情動は、
心を持っている人であれば、必ず
生じているものです。

自分自身が
それを自覚している・していないに
かかわらず。

過度となる精神的負担や悩み・ストレス

そこから生じるイライラ・不安・怒り
・悲しみ・無力感などの感情
自律神経系への影響
(交感神経の亢進・副交感神経の低下)
身体の症状・不調感の自覚

| 心身症へと成らないために | 


日常であらわれる
病気とまではいかないような
身体の症状や不調感には、

自律神経失調症によるものが
多くみられる、と云われています。

そして自律神経失調症は、
上に記した成り立ちのために、

薬による治療や対処だけでは
なかなか良くなりにくいものです。

なので、場合によっては、
症状や状態が固定化・慢性化していき、

「心身症」の段階へ
進んでいってしまうこともあります。
心身症については
こちらをどうぞ。

そうは成らないためにも、
お薬だけでなく
カウンセンリグのような場で、

思っていること・感じていることなどを
自由にお話しいただきながら、
ご一緒に整理してゆく中で、

症状が改善していったり、
あるいは
ご自分の中で、気づきが生まれたりして、

心身症へ進んでしまうことを、
防げることがあります。




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