「整理する」とは

カウンセリングにおける「整理する」とは



カウンセンリグのことをご説明する時に、

わたしは「整理する」
という表現をよく使います。

「ご一緒に整理ながら、考えてゆく」
・・・というように。

ここでは、
「整理する」という言葉に

どのような意味を
託そうとしているかを、
お伝えしています。


| 見えないものを共有する |


ご存じのように
カウンセリングは解剖学などとは違い、

目には見えず・
手で触れることの出来ないものを、

ご相談者とカウンセラーとが
言葉によって共有してゆくことが
中心の作業となります。

あるいは、
「共有してゆこう」と努めることが、
その大切な前提となります。

それが存在しない関係は、
少なくとも

カウンセンリグとは別のもの、
・・・そう云えるかも知れません。


そして、
そうした場であるためには、

まず第一に、
ご相談される方の〝心のペース〟が
尊重される場であること・・・

そのように云われています。

カウンセリングの世界では、
それを

クライエント・センタード
という言葉で表現しています。

| クライエント・センタード |


「クライエント・センタード」とは、

カウンセリングの世界では
神様的な存在である
カール・ロジャーズの言葉です。

クライエント=ご相談される方の

心のペースが中心であること・
センターであること。

カウンセラーやセラピストが
 自分中心で、やりたいようにやるもの、
 押し付けてゆくものでは、ありません


・・・という意味の言葉です。


そのような
クライエントセンタードである場の中で、

自由に、ご自分のペースで
お話しされてゆくとき、

ご自分の頭の中に
無造作に置かれていたことだとか。

深いところで感じていたけれど
気がつかずにいたこと。

絡まり合って混乱していたこと。

・・・などが、

ご相談者ご自身で
整理整頓されてゆくことが
起きてくる場合があります。

それは
クライエント・センタードである場、

だからこそ
現れてくるものです。


さらに、カウンセラーは、
クライエント・センタードであるように
できる限り務めながら、

ご相談される方の気持ちや問題が

少しずつ
整理整頓されていけるように、

お手伝いをしてゆくことになります。


具体的には、
お話をお聴きしていて

もしかすると
大切な部分かもしれない・・・。

もう少し細かくお話しいただくことが
必要かも知れない・・・。

もしかすると
理解してゆくときの
大切な糸口になるかもしれない・・・。

たとえば
そう感じるようなときには、

白いキャンバスに、言葉で
ご一緒にもう一度、絵を描き直してゆく。


そのための対話を通してのお手伝いは
カウンセラーの大切な役目となります。

少し漠然としているかもしれませんが、

こういったことを
「整理する」という言葉に託しています。




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