![カウンセリング 森のこかげ](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiLsF-57UyfRQ2XdBHMQH-Opj0nJRzTuDPnDa-AUrNqkujgiEkG24NCgBncEK_Qx6Kw7wMaNtDIIPovGzVRmtFNyZVvyAYxmU55mkzheeslA2RWW20SVa6quqhv__ov3eIJCCbDzvE7m0c/s0/%25E5%2590%2584%25E3%2583%2598%25E3%2582%259A%25E3%2583%25BC%25E3%2582%25B7%25E3%2582%2599%25E3%2583%25BB%25E3%2582%25BF%25E3%2582%25A4%25E3%2583%2588%25E3%2583%25AB%25E7%2594%25A8.png)
「期待」と怒り
人の心や感情には
どうにもやむを得ない動きがあります。
そのひとつに
次のような形をとることが挙げられます。
たとえば、相手(他者)や物事に対して
「こうあって欲しい」
「こうであるべき」
「こうであるのが当たり前」というような
期待する心・要求する気持ちが
強ければ強いほどに
あるいは
切実であればあるほど
その期待や要求が
叶えられなかったり、裏切られた時に
とても大きなショックだとか
傷つきが生じることです。
そして、そのショックや傷つきは
次の瞬間に
怒りや憤りへと
姿を変える場合があります。
相手や対象との関係性によっては、
直接的に、怒りや憤り・苛立ちに
つながっていきます。
このような心・感情のプロセスは
上でも記したように
期待する心・要求する心が
強ければ強いほど
激しいものになります。
| 右でも左でもなく |
「期待する心」というものは
このように厄介なものですが、
しかし、
期待や希望というものがあるからこそ
たとえ今が辛くても
わたしたちは
生きてゆくことが出来る・・・
そんな場合があります。
「期待する心」を
一律に否定するのではなく、
特に、日常の生活・
日頃の人間関係の中では、
わたしたちの心は
上に記したような形をとるものなんだ
・・・ということを
理解しておくことが
大切になるように思います。
わたしたちは、
自分と折り合いをつけられる程度でしか
他人と折り合いをつけられない。
〜 ポール・ヴァレリー 〜
カテゴリー【ひとり言・随想】