
選手の悩みとスポーツカウンセリング
『カウンセリング森のこかげ』は
東京都品川区の大井町に相談室を設け、
二十年にわたって
専門のカウンセリングルームとして続けてきました。
いろいろな事を試しているのに、
壁にぶつかって抜け出せずにいる。
なんとかしたくて頑張っているのに、
同じ結果を繰り返してしまう。
スポーツ選手が
こうした悩みや問題を抱えている時に
必要となるのが、
『スポーツカウンセリング』です。
ここでいう「スポーツ選手」とは、
中学・高校の部活の選手から
社会人のスポーツ競技者、
プロのアスリートまでを含んでいます。
「森のこかげ」は
スポーツ専門ではありませんが、
スポーツ選手もご相談にお越しですし、
深く多様な臨床経験が、
広い視野からのカウンセリング・サポートを可能にします。
「森のこかげ」のスポーツカウンセリング
ここに挙げるのは、
スポーツ関係のご相談として
実際にお寄せいただいたものです。
- 大きなミスや失敗をしてから、立ち直れずにいる
- 試合や本番になると、本来の実力を出しきれない
- なぜか同じ負けパターンを繰り返してしまう
- メンタルトレーニングを行っても、効果が実感できない
わたしの経験から言えることは、
「いろいろな事を試したけれど、良い結果につながらずにいる」
という場合には特に、
たんなるメンタルトレーニングではなく、
カウンセリングとして
考えてゆくことが重要になります。
たとえば、
スポーツと心身医療の違いはありますが、
河野友信(こうの とものぶ)氏が
このように語っています。
臨床経験があれば容易に理解できることですが、
マニュアル的な治療では、個別的で複雑系である人間の内面には届かないことが多い・・・
河野友信 心身医学
河野氏の言葉は、
スポーツカウンセリングが大切になる理由を、語ってくれています。

スポーツカウンセリングと
他のご相談との深い共通性
「いろいろやっているのに、抜け出せない」
「なんとかしたいと思っているのに、
同じこと(結果)を繰り返している」
そうした苦しい思いを抱えたご相談は、
実は、スポーツの場合だけではありません。
「森のこかげ」では
さまざまな内容のご相談をお受けし、
ご一緒に考えてきました。
具体的で現実的な要素の強いものから、
心や内面が深くテーマになるもの。
さらには、この二つの要素が
幾重(いくえ)にも重なり合ったお話。
もともとカウンセリングでは、
(少なくとも「森のこかげ」の場合には)
ご相談者の方たちの多くは
「なんとかしようとして
いろいろやってみたけど、
上手くいかなくなっている」
という状況のなかで、
初回のお申し込みをされています。
「藁(わら)にもすがる思いでサイトから申し込みをしました」
そう打ち明けてくださる方が
いらっしゃるほどです。
わたしは以前、別の記事に
次のように書いたことがあります。
今はネットを通して、いろいろな情報を
誰でも手軽に得られます。
そのため、知りたいと思えば
人はネットで検索をして
すでに様々な情報に触れているものです。
ご相談者のほとんどは、その方なりに
ご自分でなんとかしようとして
いろいろやってみたり、誰かに相談したり。
あるいは、本を読んだり、
ネットで調べたりした、そのずっと後に
カウンセリングにいらっしゃいます。
まず第一番にカウンセリング
・・・という人は、いらっしゃいません。
このように、ご相談内容に違いはあっても
カウンセリングの多くは、
ご本人が行き詰まった場所から
ご一緒に始めてゆくことが多いものです。
ご自分の力で抜け出していくために、
その人に必要となるものを
カウンセリングを通してご一緒に見つけてゆく・・・
森のこかげのスポーツカウンセリングが
最も大切にしていることです。

スポーツカウンセリング :
ご相談の実際例
ここでは、
実際にご相談に来られた方の例を
ご本人の了解を得たうえでご紹介します。
四十代の女性。
趣味で行なっているバレーボールの試合で大きな失敗をしてから、いままで出来ていたプレーまで出来なくなってしまった、という方。
二十代の男性。
全日本のモータースポーツ競技で、長く低迷していたが、
カウンセリングにいらしてから、ご自分なりにいろいろ振り返ってみた結果、
今季初の入賞を果たした、という方。
このお二人のように、
年齢も携わるスポーツ競技も様々な方が
スポーツカウンセリングにはお越しです。
お話しにお越しになるのは
現役の方ばかりではありません。
引退したり、
スポーツ競技から離れた方が
選手時代に抱えていらした〝心のわだかまり〟を整理し、解決するために
カウンセリングにお越しになることもあります。
本当のスポーツカウンセリングが必要とされる理由
ここでは少し視野を広げて、
スポーツの世界に
カウンセリング的支援が必要とされる理由について、
お伝えしています。
これはわたしが、
心理テストに携わっている大学教員の方から
直接お聞きしたものです。
ある国立大学でのケースですが、
入学してきた体育系・スポーツ系の学生の心理テストをおこなうと、
その六割に、
すでに「抑うつ傾向」が見られるといいます。
競技生活の中で
心の傷つき体験を繰り返すことで
すでに軽い抑うつ傾向になっている。
心理テストから見ると
元気でハツラツしているのは二割くらい。
この割合は毎年変わらないそうです。
引退したりスポーツから離れた後、
うつ状態に陥ったり、
過食嘔吐や摂食障害、嗜癖行動などに陥っていく方たちの話も、お聞きしています。
こうしたことを考えてみても
一部のエリート選手だけではなく、
ひとり一人の選手の
〝人生を視野に入れた上での心のサポート〟が、とても大切になります。
スポーツとカウンセリングとの関係を、
もっと広い視野から見直す必要がありますし、
そのためには、まだ一部にある
「カウンセリング = 病を抱えた人」
という誤った固定観念が、変わってゆく必要があります。
スポーツカウンセリングという場所があります
もし今あなたが、
本番で力が発揮できずに悩んでいたり、
壁にぶつかり抜け出せずにいるとしたら、
スポーツカウンセリングという場所があります。
ご相談される方のペースで、
ご相談される方の言葉で
ご一緒に考えていくことを大切にしています。
よろしければ、
お待ちしています。
カテゴリー【カウンセリング】
必要な方に届くことを願っています。
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